いよいよ年末。
皆さんはこの一年、どんな年でしたか?
改めて正しいビジネス上の言葉遣いを考えてみよう!
気遣いの詰めが甘い言い回しや言葉の選び方で損をしている人、 結構たくさんいるものです。
もしかしたらあなたものその一人ではありませんか?
「誠意があればわかってもらえる」そんな相手に依存した考え方をしていないつもりでも、「こちらの配慮についてわかってくれるだろう」という楽観点滴観測に基づいた言動は、職場や取引先との会話ではご法度。
正しい情報をわかりやすい表現で、相手に敬意をもって伝えることはビジネスマナーの基本中の基本です。
また、丁寧な接客をアピールするためであろう、過剰な丁寧表現である「バイト敬語」「コンビニ敬語」を社会人になってからも職場で使い続けている人が多いのも嘆かわしい傾向です。 社会人になってある程度経験を積むと、言い回しや話し方がワンパターンになりがちですが、意外なところでとマイナス評価を受けているかもしれません。
一度見直してみる価値は大ありです。
不要な気遣いは不要!正しく伝えるには正しいい方をする!
たいていの言い方や言い回しで失敗しているケースでは、断定を避けるためにあやふやな表現を使っている場合がほとんどです。
その顕著な例が初対面の方に名前を伺うとき。
「お名前のほうをおっしゃっていいただけますか?」と、これは極端な例ですが、似たような言い方をしている人、接客カウンターなどでよく見かけます。
必要な質問なのだから「お名前をお聞かせください」と、
はっきり相手に伝えればいいのに、おかしいですよね。
相手を尊重する表現を心掛けることは重要ですが、全く相手のためにならず、また相手に感謝されない気遣いは不要。相手に正しく伝えるには、礼儀正しく簡潔に、つまり正し伝え方をすることが必要です。
クレームやお断りにも「過剰包装」は必要なし!
仕事をしていると、社外の仕事相手のミスを指摘する場面も出てきます。また、断りの返事を入れなければならない時もあります。 こんな場合、少し遠回しな言い方を選んでしまいがちなものですが、相手に明快な意図が分かるようでなければ意味がありません。
感情的になる必要は全くありませんが、ミス内容を伝え、リカバリーしてもらうために必要な措置を伝える。納得してもらえない場合は、説得する。
この一連の流れを過剰パッケージで包んで長引かせるのだけは避けましょう!
仕事を断る場面も同様です。断る理由について根拠を示しながら、次回依頼したいと伝えることで、相手の立場を尊重した断り方になります。
間違った敬語表現を是正しよう!
できるだけやわらかく表現したい、そんな社会人の忖度に強い味方が「クッション言葉」です。 ストレートには伝えにくいお願い事など、「恐れ入りますが」「申し訳ございませんが」「差し支えなければ」といったクッション言葉を申し添えることは、ビジネストークの基本といってもよいでしょう。
「よろしかったでしょうか(正解:よろしいでしょうか)」に代表されるようなバイト敬語特有の過剰丁寧語を使用していませんか?
同様に「~になります(正解:~です)」「~のほうでは(正解:~では)」も うっかりすると中堅クラスの方でも使いがちなので注意しましょう。
ビジネストークの言葉遣いに過剰な丁寧さは不要!
ビジネストークとはいえ、人間対人間のコミュニケーションであることに変わりはありません。 お互い最も重要なことは仕事を円滑に進めることにあるはずです。そのために最も効率的でかつ良好なコミュニケートが成立する言い回しや、言葉遣いを日頃から意識することはとても重要なのです。
社会人になってある程度時間が経った“今”だからこそ、言葉遣いを含めた会話術全体をブラッシュアップさせたいものです。
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