「心のこもった」丁寧な言葉遣いは仕事の潤滑油!
日頃から丁寧な言葉遣いを意識していますか?
ここで改めて職場や顧客と接するときの自分自身の言葉遣いについて、振り返ってみてください。
相手を尊重し、心のこもった丁寧な言葉遣いをしている自信がありますか?形式だけの丁寧表現になっていませんか?
「慇懃無礼」という言葉あるように、まったく心のこもっていない言葉だけが丁寧な話し方というものは、時として相手を不快にさせる要因にもなります。
かといって、ビジネスシーンは基本的にはフォーマルな場所、何度か顔を合わせた相手であっても、あまりも砕けた表現はふさわしくありません。
もしあなたが「丁寧な言葉遣いを意識しているつもりだけれど、よい印象を与えている自信がないのなら、相手に対する気配り、気遣いができているのか自問自答してみてください。
丁寧な言葉遣いなのに失敗している人
どこといって悪いところはないし言葉遣いは丁寧なのだけれど、どうもあまりよい印象を持てない人に出会うことが時々あります。
まず大きな理由としては、実は丁寧語や敬語の使い方を間違えていて、かえって失礼な言い回しになっていたりする場合です。
たとえば、相手の言葉に共感し相槌のつもりで「なるほどですね」なんて言っていませんか?
「なるほど」は確かに同意や相槌を表す言葉なのですが、目上の立場から目下に向けて発する時に使うことが原則なのです。
この場合、顧客や上司が相手の会話であれば「ごもっともです」「おっしゃる通りです」が正しい返答の一例となります。
また、自分の考えを主張するばかりで、相手の状況に配慮が足りないという場合にも、言葉が丁寧な分、より強く相手は違和感がを感じてしまうものです。
社会人として仕事上の会話に必要なのは、丁寧さ+正しい言葉や言い回しを選んでいるか、相手を気遣った表現なのです。
丁寧な言葉遣いをしているつもりが、形式主義に陥っていないかを、まず自問自答する必要があります。
丁寧な言葉遣いのポイント:自分の言い方の癖を自覚する
丁寧な言葉遣いを心掛けてはいても、何度か顔をあわせることが増えると、徐々に言葉遣いや言い回しが解きてして砕けた表現をあえて使うこともあります。
相手への敬意を疑われない範囲で、多少言葉をカジュアルにすることは、自然な会話に必要なエッセンスでもあります。
そんなときに気を付けておきたいのが、自分自身の日常会話の「失礼ととられかねない」しゃべり癖を知っておくことです。
たとえば「~でしょー」「~じゃないですか」など、決めつけるような言い方で相手に意見を求めても「~でしょう、といわれたって、こちらは全然違う意見です。」と相手は不快に思っているかもしれません。
何気なく使っている普段の会話の自分の癖を認識しておくことが必要です。
丁寧な葉遣いのポイント:正しい丁寧語・敬語を使う
むやみと「お」をつけたり、「質問させていただいてよろしいでしょうか(正しくは質問してよろしいでしょうか)」と言葉を重ねることは全く丁寧な表現ではありません。
また、たとえ自分よりも年下であっても顧客と話す時には、いわゆる若者言葉は使わないようにしましょう。相手にあわせているつもりであっても、軽薄に映るか無理をしているように見えてしまうだけです。
丁寧な言葉遣いは最も重要な相手への気配り!
相手や状況に対して不自然でない、心のこもった丁寧な言葉遣いは、「大切にされている」と相手の方は感じるもの。
良好な人間関係のベースとは、相手への敬意と思いやりを持ち、コミュニケーションで表現することであることを忘れないようにしたいものです。
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