「女性が多い職場」と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。
「賑やかそう」「楽しそう」と思う方もいれば、中には「めんどうくさそう」「大変そう」とネガティブな印象を持たれる方も、当然いらっしゃることでしょう。
実際、ドラマや漫画の世界などでも、女性の多い職場は人間関係でなにかと問題を抱えているような描写がされがち…。
それでは、具体的にどのような現実があるのでしょうか?
■お局さんって本当に怖いの?
女性社員をさす呼び方で、「お局(おつぼね)さん」というものを聞いたことがありませんか?
・女性社歴が長く、その場を仕切っている。
・偉そう、意地悪、小言が多い。
・男性社員にこびを売る。
概ね、このような条件に該当する女性社員を、一般にお局さんと呼ぶようです。
目をつけられると、日々ネチネチと嫌味を言われたり、意地悪をされたりする可能性もあります。
誰かに助けを求めようにも、誰もお局さんのターゲットにはなりたくないのが事実。残念ながら、ほかの社員たちからも見て見ぬふりをされてしまうかもしれません。
「この人はこういう人だ」と割り切って接する、共感できる仲間たちと痛みを分かち合う、あまりにもひどい場合は上に掛け合うなど、真っ向からぶつかっていくような戦いは避けることが無難です。
■会話の内容には細心の注意を!
女性同士で会話するにあたって、特にデリケートな話題と言えば「結婚」や「恋愛」に関するもの。結婚に焦る社員からすれば、結婚が決まり幸せそうにしている女性社員の顔など、見たくないものかもしれません。
残念ながら、女性の中には人の幸せをねたむタイプもいます。
なにが引き金になって、その場の空気が凍ってしまうかは、なかなか予知できないものなのです。
特にあなたがまだ社歴が浅く、まわりに先輩が多いという場合には、愛想笑いに徹するのが安定といえるでしょう。
お互い探り探りなのが女性同士の会話です。会話に参加する先輩たちの顔色を見ながら、それぞれのOK話題・NG話題がなにか、ゆっくり確かめていくのが賢明です。
■グループに属するか否か問題
なにかと群れを成す女性社員たちには、仲良しグループなるものがいくつも存在するものです。
合う者のみで集まったそれぞれのグループ同士は、いわば派閥。どこに属するかというのは、新入女性社員にとって一番の悩みではないでしょうか?
とは言うものの、仕事をするにあたってグループは必要なものかと問われれば、首を傾げてしまいますよね。あなたが「仕事とプライベートはしっかりと分けたい!」と決めているのであれば、“どこのグループにも属さない”という選択も、もちろんありです。
もちろん、どのグループにも属さないからといって、女性社員たちの仲が悪くなるような態度を取る必要はありません。
言われたことはきっちりこなす、誰に話しかけられても平等に接する、という基本ができていれば、いずれ人間関係に悩むこともなくなっていきますよ。
■まとめ
なにかと大変そうな、職場での女性同士の人間関係問題。悩みは尽きませんね。
ご紹介した態度により、もしかしたらあなたが、誰かから白い目で見られてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、あなたがその会社になにをしにきているのかを、一度思い返してみましょう。
女性同士で集まって楽しく過ごす?
友だちを作る?
いえいえ、あなたはその会社に「仕事をしにきている」のです。
しっかりと自分の意志を持って仕事にあたっていれば、不具合を感じることなく充実した日々を過ごせるようになっていくでしょう。
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