心理学から学ぶコミュニケーションの極意

Posted on Categories コミュニケーションスキル

仕事で上司が自分にだけ、対応が冷たい気がする・・・

上司とうまくコミュニケーションが取れなくて疲れてしまった・・・

 

そんな経験はありませんか?

 

仕事の悩みで一番多いのが、対人関係だと言われています。

 

人生で多くの時間を過ごすことになる職場で、どうせなら円滑な対人関係を築き

楽しく働ける職場環境にしたいですよね。

 

そこで今回、心理学を活用し職場のコミュニケーションを円滑にするための

極意をご紹介します。

 

 

 

1:【ザイオンス効果】を利用する

~接触頻度を高める(こまめに話しかける、挨拶する)~

 

コミュニケーションが苦手な人は、必要なときだけ話しかけようとする人が多いです。

 

しかし、普段あまり会話をしない相手にいきなり要件を伝えたところで

当然、最低限の対応しかされないでしょう。

 

人間は、同じ人と関わる回数が多くなればなるほど、その人に好感を持つことがわかっています。

 

これを心理学では「ザイオンス効果」と言い、対人関係を良好にするためにとても有効な方法です。

 

そこでこのザイオンス効果を利用し、まずは「挨拶」という便利な

コミュニケーションから始めてみることをおすすめします。

 

挨拶といっても、形式的な「おはようございます」や「お疲れ様です」だけでなく、

相手をよく観察して、気づいたことを一言添えてみましょう。

 

例えば、デスクに子供の写真を飾っている上司がいたら、「お子さん可愛いですね」とか

「お子さんおいくつですか?」など相手の興味がある話題を付け加えることで

相手も心を開いてくれ、円滑なコミュニケーションができるようになるでしょう。

 

特に苦手な人にこそ、自分から積極的に挨拶を心がけましょう。

 

案外相手はあなたのことを苦手と思っていないかもしれませんし、挨拶でコミュニケーションを

とるうちに、相手の良いところが見え、苦手意識がなくなるかもしれません。

 

 

 

2:返事の第一声は肯定文にする。

 

上司から何か言われたとき、ついつい「でも」や「いや、それは」など

否定の言葉を使ってしまっていませんか?

 

返事の第一声に否定形を使う人は、相手に「自分を否定する嫌な人」という

印象を与えてしまいます。

 

それでは例えあなたの意見が正しかったとしても、スムーズに

受け入れてくれる可能性が低くなってしまいます。

 

「いや、でも」と言いたい気持ちをぐっと押さえ、返事の第一声は「はい」「ええ」

「それは良いですね」など相手の意見を肯定する言葉を選ぶようにしましょう。

 

これは印象心理学でもよく使われる、相手に好印象を与える方法のひとつです。

 

 

(例文)「この仕事、明日までにお願いできる?」

 

(悪い例)いや、このあと打ち合わせがつまってるので、それは難しいです。

明後日ではだめですか?

 

(良い例)そうですね、明日までに終わらせたい気持ちはやまやまなのですが、

この後打ち合わせがつまってまして明後日まで時間をいただけないでしょうか?

 

 

いかがですか?どちらも内容はほぼ同じ意味なのにも関わらず、悪い例では全く好感を抱かれず

対人関係がぎくしゃくしてしまいそうですが

 

いい例では、悪い印象を与えにくく、それなら仕方ないなとあなたの希望を

通してくれる可能性も高いのではないでしょうか。

 

否定形から入った前者は相手の、「明日までに終わらせて欲しい」という

気持ちを否定してしまっている一方で

 

肯定形から入った後者では、相手の気持ちに同意をし

その上でそれを叶えることができない理由を伝えているのが特徴です。

 

 

 

 

以上、「心理学から学ぶコミュニケーションの極意」でした。

 

いかがでしたか?

 

日々の心がけ次第で対人関係は良くも悪くも変えられますので、今学んだことを

ぜひ職場のコミュニケーションに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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